
2021.09.17
【LOVELESS mag.vol1】「本とコーヒー、そしてシャツ」2021秋、買うべきシャツとその着こなし
涼しさを感じる日が増え、気がつけばもう秋。
着こなしの幅が広がる季節だけに、着る服に悩むのもやはりこの時期です。
そんな時、おすすめしたいのが「シャツ」。この秋、ラブレスには、シャツが豊富に揃いました。取り入れやすいベーシックなカラー、気張らないリラックスな雰囲気かつ適度にゆとりのあるサイジング...。
今年のシャツは、一枚でも着れるし、羽織りとしても重宝します。なのに、「シャツ」というアイテムが持つインテリジェンスを損なうことはありません。
秋といえば、暖かい飲み物と本が恋しい季節。お気に入りのシャツに本を携え、コーヒーブレイクを楽しみませんか?

3種類のストライプ生地を組み合わせたブロッキングシャツは、襟のレイヤードされているようなディテールとオーバーサイズのシルエットがポイント。
一枚でも様になり、ジャケットやカーディガンのインナーとしても重宝しますが、今年はぜひ、軽めの羽織りものとして取り入れてみてください。インナーに着ているのはネック部分がジップアップになったカットソー。二枚仕立ての襟、ジップアップと顔まわりにデザインを集約させたことにより、玄人感のある着こなし。ボトムスはワイドパンツと合わせてきれい目に仕上げても、またデニムとの相性も抜群です。

存在感のある大きな胸ポケットが目を惹くブラックデニムシャツ。ラギットなイメージの素材を、ともすればドレッシーにも見える大人仕様に仕上げました。柔らかく、カットソーのような着心地のハイテンションストレッチデニムを採用。きちんと感を失わない適度なオーバーサイズシルエットで、トレンドをおさえたスタイリングを演出できます。
また、軽めの羽織りものとして活躍する上、ジャケットのインナーとしても違和感なくハマる万能な一面も。例えば、シンセティックレザーのジャケットやパンツといった、異素材コーデもおすすめです。本来なら個性がぶつかりがちなレザーとデニムの2素材も、ゆったりとしたサイジングが功を奏し、むしろ旬なムード溢れるコーディネイトに。
ちなみに、シンセティックレザーは、リアルレザーに比べお手入れしやすいのも特徴。伸縮性にも、耐久性にも優れ、コンフォータブルな着用感です。

ボルドーにも似たブラウンが秋らしく、大人の気品が漂います。しっかりした生地感でありながらも、シワになりにくい、適度な光沢のあるウール混。トルコのテキスタイルメーカーKIVAN社製の素材を採用しています。ゆったりと仕上げたオフボディのシルエットも今年風。シャツアウターとしても使える絶妙なサイズ感も嬉しいところ。着用すると実感しますが、上品で佇まいの美しいシャツです。
うまく着こなすコツは、色のトーンバランスを考えること。ボトムには同色でカットソー地のリラックスパンツを合わせました。このパンツ、表面のコールテンのような生地感に対し、裏側は起毛された温かみのある素材。ストレッチ素材なのでストレスのない穿き心地です。
アウターを羽織るなら、ベージュやブラウンなどニュートラルなトーンをぜひ。同じカラーの濃淡でメリハリをつけながらも、着こなしをスタイリッシュにまとめることができるはず。

程よくハリ感とストレッチ性のある素材を使用。ゆったりとしたサイズ感に、ミリタリーシャツを彷彿とさせる存在感のある大きめの胸ポケットが効いています。きれいめにこなすなら、ボタンは全て閉め、シャツを主役にしたコーディネイトを。今回は、ボトムには同素材のテーパードパンツを合わせ、きちんと感のある着こなしに仕上げました。
シャツ単体で見ても着こなしの幅が広いのが、このシャツの最大の特徴。生地に適度な厚みがあるので、シャツアウターとして着用可能です。パーカーの上に重ねて着たり、ニットの上に羽織ったり。アウターを着るまで寒くはないけど、トップス一枚では心もとない。そんな時に役立つ万能選手。秋深まるまでヘビロテできるアイテムです。
Photo:Ryuta Seki
Hair:HIROKI(W)
Model:Yuki Kawahara( TOMORROW TOKYO)
Edit&Text:ONE-HALF