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15周年スペシャル インタビューーフォトグラファー 嶌村吉祥丸さん

2019.11.13

15周年スペシャル インタビューーフォトグラファー 嶌村吉祥丸さん

誕生から15年を経て、新たなフェーズへと移行した「LOVELESS」。その現在の在り方を最もストレートに伝えているのが、今シーズンのLook Bookの存在です。メンズ、レディース共にモデルカットの全てを撮影した嶌村吉祥丸さんに、フォトグラファーとしての立場から見た現在の「LOVELESS」について話をうかがいました。

作り手のイメージを引き継いだ新しい表現

ーー吉祥丸さんが「LOVELESS」について抱いていた印象から教えて頂けますか?
どこか艶っぽい印象でした。黒のレザージャケットだったり、細身のパンツだったり。ただ、「LOVELESS」の中で展開している「Education from Youngmachines」というブランドのLook Bookを何シーズンも撮らせてもらっていて、デザイナーさんと話す機会が度々ありました。そのため、「LOVELESS」が新しい表現に向かっているということは以前からうかがっていました。


ーー「LOVELESS」本体のLook Bookの撮影依頼を受けたときどう思われましたか? もともと吉祥丸さんが抱いていた「LOVELESS」のイメージと、吉祥丸さんご自身の写真の世界観には少なからずギャップがありますよね。
新しい表現を求めていることも分かっていましたし、自分が以前からお仕事をしている方が「LOVELESS」と最近契約をされたり、今回のカタログのアートディレクターの方も普段から仲良くさせてもらっている方だったので、その二人が関わっているなら是非やりたいと思いました。


ーー今回のLook Bookはメンズ、レディース合わせて全部で60コーディネート以上が収録されていますが、撮影する際に意識された点は?
一口に「LOVELESS」のオリジナルアイテムといっても、色んなラインの洋服があったりとか、細かくジャンル分けがされているんですね。カジュアルなものから機能的な要素を持ったもの、テーラードまで。そのため、ビジュアル作りをするにあたって服そのものがどういう機能性を持っているか、どんなコンセプトがあるかなど、ラインごとにグループ分けをしてから撮影の手法を考えました。それぞれの意味合いを考えながら、ライティングやプロップの雰囲気を変えたり。アートディレクターさんともどういうテンションが良いかを共有しつつ、即興で背景を考えたりもしました。


ーー Look Bookを撮影される際と、いわゆるファッションシューティングでは何か意識的な違いはあるのでしょうか?
Look Bookなので、ある程度服が見えている必要があるとは思ってました。その上で、それぞれのラインの世界観を相乗効果があるように、飽きないように、それでいて写真のテイストがフィットして見えるようにしたいなと意識していました。例えば、このラインでこのライティングはちょっと違うなとか、そういう細かいところですね。
どういう印象に持って行きたいかというのは、ムードボードやシーズンのコンセプト、そのラインが出来た背景などの資料を色々と見せて頂いた上で考えました。 


ーー だいぶ作り込まれていますね!
そうですね。全体を通しての色味とか、シーズンを通してどういうテンションに持って行きたいかというところは、作り手のイメージを引き継ごうと思いました。

ーー 今回撮影していただいた中で、気になったアイテムやスタイリングはありますか?
今回は、末廣昂大さんにスタイリングをお願いしているのですが、僕は末廣さんのスタイリングがとても好きなんです。 本当にお願いして良かったと思っています。末廣さんでなければこのテンションでスタイリングを組めないと思います。Look Bookである以上、スタイリングの力がとても大事になってくるので、今回はその部分を末廣さんに委ねることができてラッキーでした。
アイテムでいうと、カーキのパッチワークジャケットに合わせた黒のワイドパンツはシルエット的にも新鮮で素敵でした。「LOVELESS」の新しい打ち出しは、個人的にも気分にはまるものが多かったです。


ーーこの先「LOVELESS」と共に取り組んでみたいことはありますか?
「LOVELESS」はオリジナル以外にも様々なブランドを扱っていますよね。今回は基本的にオリジナルのアイテムを使ったLook Book でしたが、次はよりエディトリアル的なアプローチで自由な撮影をやってみたいですね。取り扱っているそれぞれのブランドを「LOVELESS」の解釈でヴィジュアルに落とし込んだら面白いかなと勝手に思ってます。それは僕だけが撮るっていうより、むしろ色々な人が撮った方が良いと思います。「LOVELESS」とセレクトブランドの両者にとってプラスになり、遊び心のあるビジュアルがあったら面白いでしょうね。

  • 嶌村吉祥丸 / KISSHOMARU SHIMAMURA

    東京生まれ。ファッション誌、広告、カタログ、アーティスト写真など幅広く活動。主な個展に"Unusual Usual"(Portland, 2014)、"Inside Out"(Warsaw, 2016)、"about:blank"(Tokyo, 2018)など。

Text: Maruro Yamashita Direction: Pomalo inc.

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